新しく加わった道具たちの紹介をします。
いかつい奴らが増えたような。
道具箱*1
ミシン ←ミシンと
アクセサリーラック→

手芸倶楽部を始めるにあたって、新しく購入したactiva240。同じサイズのボタンホールを複数あけるときには、その賢さに感心する。同じBERNINAどうしなので、先代のHolidaynu1021と仲良く並んで働いてくれている。ボビンの互換性がないのが残念だけど。activaについていた付属品用の棚は、ボビンや押さえ金を収納しておくのに便利。
付属品棚
アイロン
先代が隠居してしまったので渋々購入した新しいアイロン。先代のスイス人よりさらに無口な今度のドイツ人は、何もおしえてくれない。適正温度になったかどうかも謎。水の残量も謎。たまに溢れさせてしまう。ただ、すぐ熱くなるヤツで、立ち上がりは早い。
アイロン ●
● ゴミ箱
ミシンの脇に置いてある小さいゴミ箱。縫い始めと縫い終わりの糸を始末したら、すぐここへ。そうすれば糸くずが散らかることもない。でも、糸はなるべく無駄にしないように、大事に使おうね、とパンダも言っている。
ゴミ箱
ボビンキャッチャー ボビンキャッチャー ボビンキャッチャー
手芸倶楽部員からおしえてもらうまで存在を知らずにいた。そんな素晴らしいものがあったのか! と、慌てて手芸店に走ったら、控えめな様子で並んでいた。やっぱりね、こんなものを作ってくれるのは河口だろうと思ったよ。さすが、痒いところに手が届く会社だ。おかげさまでミシン糸の引き出しがすっきり整頓できた。その後も調子に乗ってどんどん買い足している。
● ピンクッション
ピンクッションの一部。ほかにもまだたくさんあるんだけど。たまに思いつきで作るから、なんとなくじわじわ増えてしまう。でもいちおうそれぞれ役割分担はある。右下のモチーフ編みのは、ニット用まち針と、とじ針専用。左上のシルクのパッチワークのは、縫い針専用、というように。いちばん大きいのはリーダー? ボス? 親分?
ピンクッション
方眼定規
製図をするときは必ず方眼定規。幅広のはOLFAの15cm幅×30cmと15cm幅×60cmので、これは素晴らしい定規。これとロータリーカッターがあれば、正バイアスを裁つのも、等幅のテープを何本も裁ち出すのも、苦にならない。ところが、いまはどこにも売っていないという噂。製造中止になっちゃったのなら復刻してくださいOLFAさん。
方眼定規 ●
円定規 円定規
円を描くとき役立つ円定規たち。左のはクロバーのサークルプレート6枚セット。もともとはパッチワークのパターン製図用なので、円だけじゃなく、正多角形を描いたり、円を分割したりと、あらゆる幾何学模様を作ることができる。これを使って厚紙でいろんな型紙を作っておくと便利。
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● ディバイダー ディバイダー
メジャーな製図道具なので、いまさら説明不要な気がするけれど。コンパスの、鉛筆なしのやつ、とでも言えばいいか。一定の距離を、複数箇所あるいは連続してしるすときに便利。私は、型紙に縫い代をつけるときや、円弧を等分割するときなどによく使う。
革ミシン ←革ミシンと漉き機→
アトリエにある道具の中でもヘビー級のやつら。JUKIの革用コンピュータミシンは、革に手を出し始めてすぐ買ったものだから、けっこう年季が入ってきた。中古で探したNIPPYの革漉き機は、まだまだ完璧には使いこなせていない。下にぶら下げた黒革製手縫いダストボックスは、師匠の真似して自作したもの。
漉き機
ノギス
革を挟んで厚みを測るのに欠かせない道具。漉き機の脇にいつも置いてある。これはダイヤルノギス。もちろんいまどきはデジタルのもある。でも、革の厚みを測るのには0.1mm単位でOKだし、そんなに緻密な漉きは、私の腕では不可能なので、これでじゅうぶん。
ノギス ●
ボンド ←ボンドと糊ベら→
革用ボンド2種に、サイビノール100、600、口金用ボンドなど、用途によって使い分け。サイビノール100は、木工用・手芸用ボンドと同じ気分で最も頻繁に使っている。糊ベらは必須。侮るなかれ、薄く均一に効率よくボンドを塗るための、へら使いには熟練が必要なのだよ。竹のは、口金の溝にボンドを入れるとき専用。
のりべら
● 菱目打ち 菱目打ち
革を手縫いするとき、等間隔で針穴を開ける道具。下のほうで登場する打ち木で打つ。左の2つが11本目セット、次が9本目セット。それぞれについてる2本目のものは、短い距離のときや角に使う。右端のは4本目で、15mmの距離に5mm間隔で4目打てる。ざっくりしたハンドステッチに重宝。
菱キリ 菱キリ
革を手縫いするときに使う。右手は、針と一緒にこれを握った状態で縫い進める。上の菱目打ちで開けた穴に針を通すときのガイド役になったり、厚い革を縫うときに表から裏まで針穴を貫通させたりする。ということは先端は刃になっているわけだけど、こいつがねぇ、研ぐの難しいんだわ。
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革包丁
現在所持しているのはこの5本。それぞれに革の服を着せてある。慣れるとカッターやはさみよりも使い勝手がいいので、革ばかりじゃなく、紙も切れば接着芯も裁つ。でもね、これも研ぐのが難しくてね。いくらやっても私はさっぱり上達せず。
革包丁 革包丁
豆鉋 豆鉋
手のひらに収まるサイズの小さい鉋。革のコバを磨くとき、裁ち目を面取りするのに使う。もちろんこれも研がねばならない刃物のひとつ。使いみち云々はともかく、自作の革ケースともども、ただオブジェとしてかわいいヤツだなと思う。
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● ネジ捻 ネジ捻
革を縫うときに縫い目のしるしをつけたり、コバを磨くときに飾りのラインを入れたりする。2枚の刃先には微妙な長短があり、長いほうをコバに当て短いほうを革にのせて線を引く。飾りの化粧捻を入れるときには刃先を熱してから使う。電気式のもある。ネジで幅を調節するので、ネジ捻(ねん)と呼ばれる。
道具入れ 道具入れ
・・・で、革包丁、菱目打ち、菱キリ、ネジ捻などをまとめて収納する道具入れ。ほかに、丸ギリ、糸切りばさみなども入っている。蜜蝋を入れるケースと、原毛フェルトで作った針刺しを、マグネットで着脱できる仕組みが自慢。外側の留め具は、豆鉋ケースとお揃いの、ブッテーロの赤で作った4つ穴ボタン。
道具入れ
レーシングホース
革を2本針で手縫いするときに使う馬。てっぺんに革を挟み、手前の細長い板に跨がって縫う。長時間だとお尻が痛くなる。向こうにあるもの(名称不明)は、革を挟むとき、上部の隙間をこじ開けるのに使う。以前、革の教室で一緒に習っていた先輩からありがたく譲り受けた一式。
馬 ●
● ポンチ
穴を開けるための道具。いまある最大は27ミリ径。ベルトの穴開け用の楕円のも2本混じっている。まったくもって不揃いなのだけれど、これでなんとかなっているのでまぁいいか。もちろん、ほんとは1mm刻みで揃えたいところだけれど。並べるとパイプオルガンみたいだな。
ポンチ
● ハトメ打ち具 ハトメ打ち具
ハトメを打つための道具。上のポンチで穴を開けてからこれにハトメ金具を載せて打つ。これも不揃いだけど、いまのところなんとかなっている。大きいほうから#28、25、23、300、200。 3桁のやつは、なぜか表裏が逆だったりするので要注意なんだよね。
ハンマー 金槌、木槌、打ち木
革を扱う作業は叩くことが多い。針穴を開けるとき、接着するとき、穴をあけるとき、金具を打つとき。けっこううるさいので、夜はなるべく遠慮している(けど、それでもうるさかったらごめんなさい階下の人)。それぞれの場合によって、木槌と金槌を使い分ける。でも打ち木を使うことがいちばん多いかも。
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● メタルブロック メタルブロック
左は重い鉄製、右は軽いアルミ製のブロック。何が専門ということはないが、主に革を扱うときに、いろんな場面で活躍する。コバ磨きのときの台になったり、木槌で叩くときの台になったり、直角に折り目をつけるときの型になったり。ときには裁断時の補助ウェイトになることも。
ローラー ローラー
これもいろんな場面で使うけれど、主な用途は革の接着。広い面積の場合は、叩くよりもこっちのほうがまんべんなく圧着できる。うるさくないから夜中でも大丈夫だし。ほどよい重みなので、首の後ろとか背中が凝ったときに転がすと気持ちいい。餃子の皮なんか作るときにも使えそうな気がするけど試したことはない。
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● はめやっとこ
口金を嵌めるときに使う、やっとこ。L字型に曲がったほうを口金の溝に当てて、紙紐を押し込む。反対側は口金の表面に当たるので、傷がつかないように私はスエードを巻いて使っている。このやっとこがなくても、親指の爪でも嵌められるんだけどね。
はめやっとこ
● ペンチ ペンチ、ニッパー類
左上の2つはアクセサリー用ラジオペンチ。チェーンや丸カンの開閉、Tピンや9ピンを丸めるときに。左下2つはニッパー。喰い切りとも言う。ワイヤーを切断するときや、金属ファスナーのムシをはずすときに。固いものを手縫いしていて針を抜くのが大変なときには、ギザギザのついていないペンチを使う。
カッター カッター
OLFAのまわし者ではないのだけれど、いつのまにか黄色いのばっかり集まってしまった。上4つは刃先の尖った細工物用で、次が円カッター、続いて刃先を折って使うノーマルなタイプが3つ。いちばん下のロータリーカッターは、もうこれなしでは無理、っていう局面がある。
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● はさみ 先の曲がったはさみ
左は、京都の菊一文字で購入した反鋏(そりばさみ)。右は医療用のハサミ。子どものころ、医療関係者だった親族からこれをもらったときには、手術用のはさみだと聞かされてちょっとびびったけれど、円を切るのが楽しくなり、小学校の図工の時間には大活躍してくれた。以来ずっと、長い相棒。
編み針 編み針
いかついものばかり続いたので、やわらかいものを。編み針は、くるくる巻くケースよりざっくり立てておくのが性に合っているらしい。玉つきの2本針はすぐ判別できるけれど、4本針、5本針はごっちゃになってしまう。でも輪ゴムで束ねるのはどうもイヤ。そこで、丸いモチーフに刺してガラス瓶に立ててみた。けっこうイケる。悪い花みたいだけど。
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和裁用の裁縫箱
お菓子が入っていた網代編のカゴに、昔集めた古更紗の端ぎれが似合うな、と思ったのがきっかけ。更紗で針刺しを作り、鯨尺メジャーをカバーリング。巾着の中身は、かけはりと袖丸み定規。たまに手縫いでちくちくやりたくなるので、そういうとき専用。
和裁箱 ●